今年2冊目の本は、エドワード・L・デシ、リチャード・フラストの「人を伸ばす力」です。
この業界では、モチベーション(動機付け)の話題がよく出てきます。MDRTのカンファレンスのテーマを見ても、ほとんどが「見込み客の発掘」「アプローチの手法」「モチベーション」の3つの話題に集約されるような気がしています。
今まで受けたモチベーションの研修やセミナーでは、アブラハム・H・マズローの欲求段階説、ダグラス・マグレガーのX理論・Y理論、フレデリック・ハーツバーグの動機付け理論を使ったものがほとんどでした。
この本のねらいが第1章に書かれていました。引用すると、
この本のねらいを手短に述べておこう。それは、さまざまな動機づけ研究から自律性と責任感の関係について探り、疎外をもたらす世界において責任ある行動を促すという問題に活かすことである。
(中略)
処方はまず、動機づけを理解すること、そしてそれがどれほど偽りのない自分にもとづくものであるかを知ることから始まる。そうした理解に立って、自分自身をもっと有効に統御すること、今までとは違うしかたで他者と関係をもつこと、そしてもっと意味のある社会的方針を立てることを目指している。
興味のある方は一読されてはいかがでしょう。
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