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2020/05/22

謙虚なリーダーシップ

エドガー・H・シャイン、ピーター・A・シャインの「謙虚なリーダーシップ -1人のリーダーに依存しない組織をつくる-」を読みました。




シャインの新刊です。

ポジションパワーを使って、指示・命令して管理するというような伝統的なリーダーシップでは立ち行かなくなっています。

時代の流れが速く、複雑性が増していて、リーダー一人の力では対応できません。また、リーダーの指示・命令が納得できるものであるかも疑問です。

謙虚なリーダーシップとは一言でいうと、関係性のリーダーシップです。

関係性のレベルを定義していて、レベル2の関係性が重要だと言っています。



関係性の4つのレベル

レベルマイナス1 
全く人間味のない、支配と強制の関係

レベル1
単なる業務上の役割や規則に基づいて監督・管理したり、
サービスを提供したりする関係。大半の「ほどほどの
距離感を保った」支援関係

レベル2
友人同士や有能なチームに見られるような、個人的で、
互いに助け合い、信頼し合う関係

レベル3
感情的に親密で、互いに相手に尽くす関係


また、関係性のリーダーシップなので、上司部下やチームメンバー同士が互いにレベル2の関係をつくっていくこと(パーソニゼーション(造語))が必要になります。


レベル2とレベル3の境界線は、この本にも書かれていますが、線引きは難しそうです。
ただ、レベルマイナス1とレベル1とは全く異なるレベルなので、伝統的なリーダーシップとは明らかに異なると思います。

関係のなかで作られるリーダーシップ、個の価値観を大切にし、多様性を歓迎するリーダーシップはこれからのリーダーのあり方のような気がします。

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