牧野知弘氏の「2020年マンション大崩壊」を読みました。
刺激的なタイトルで、内容も刺激的です。
この本のテーマは、「空室」です。
特に、マンションが危ないと言っています。
昔、マンション管理の勉強をしたことがありますが、建替決議が4/5以上の賛成になっていて、絶対建替決議はされないなと思いました。
2/3の賛成にしても、建替するだけの修繕積立金を蓄えている管理組合などほとんどないでしょうし、建替出来るだけ現金を持っている所有者もほとんどいないと思われますので、建替はできないでしょう。
マンションは老朽化し、所有者は亡くなり、相続が発生しても相続する人がいない、相続されても住まない、管理費・修繕積立金を払わない、古くて売るに売れないでスラム化するということも想像できます。
都心の駅近のマンションは買い手がつくでしょうから、スラム化するようなことは少ないでしょうが、それ以外の多くはスラム化するかもしれません。
新築はどんどん立ってますし、人はどんどん減っていってますので、どんどん空室は増えていくことになると思います。
私の実家は大都市の住宅地にあります。バブル前に開発され大造成されました。そういところに住んでいる人の年齢は70歳前後の人が多いと思います。今でもかなり空室が目立ちますが。これから加速度的に空室が増えると思います。
駅から離れた古家には需要はほとんどありませんので、売値をいくら安くしても買い手はないと思います。
日本中で高度成長期からバブル期に建てられてたマンション・戸建てがどんどん空室になっていって、所有者のわからないものもたくさん出てくると思いますが、その土地はどうなっていくのでしょうかね?
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