今月号のハーバード・ビジネス・レビューの論文のひとつです。
官僚主義に困っている人は多いと思います。
逆に、官僚主義が楽な人も多いと思います。
権限は明確なので、やること決まっているし、専門化しているので、いろんなことしなくていいし、マニュアル化しているので、決められたとおりにやればいいので、大きな組織にはピッタリです。
ただ、上記のような組織だとイノベーションは起きません。
ハイアールは、顧客のために創造する価値と従業員が受け取る価値を連携するという意味を込めて、「人単合一」と呼んでいるようです。
特徴として、7つ挙げられています。
1.画一的な事業体からマイクロエンタープライズへ
2.漸進的な目標から誘導目標へ
3.社内独占から社外契約へ
4.トップダウンの調整から自発的な協働へ
5.厳密な境界からオープンイノベーションへ
6.イノベーション恐怖症から起業家精神の拡大へ
7.従業員からオーナーへ
10人から15人のマイクロエンタープライズ(ME)という小さなチームに分割して、使えなかったら、社内のMEではなく、社外の組織と連携してもいいという仕組みなので、オーナー、起業家感覚で仕事をしないと仕事がなくなります。
相当なリーダーシップがないとできないと思いますが、うまく回るようになると強力な組織になると思います。
日本企業はどんどん引き離されるような気がします。
0 件のコメント:
コメントを投稿