中土井僚氏の「図解入門ビジネス 最新 U理論の基本と実践がよ~くわかる本」を読みました。
U理論の本の最新刊です。
今までたくさんのU理論の本がでましたが、一番読みやすいと思います。
U理論
U理論入門
マンガでやさしくわかるU理論
タイトルの通り、U理論の基本と実践がよくわります。それに加え、組織開発の文脈でU理論を紹介しているので、組織開発のことがよくわかります(というか組織開発の本です)。
組織をめぐる課題
①視野が狭い/視座が低い
→上司としての「器」を拡大する
→視野・視座の底上げが促される業務構造や
組織風土を創る
②評論家姿勢になっていて、当事者意識がない
→善悪基準を明確にする
→関係者が集まって物事の繋がりを整理し合う
時間を取る
③見ている方向が違う/一体感・一枚岩感がない
→相手の発言の奥深くにある考えに耳を傾け、
内省的な対話をする
④「会社にビジョンがない」という不満が多い
⑤同じような議論が繰り返されている
⑥人材の流出/優秀な人から辞める
⑦組織体制がコロコロ変わる
⑧会議の数が増え続けている/無駄な会議が多い
⑨中間管理職のプレイングマネージャー化/マネジメント力不足
⑩部門間の壁がある/タコつぼ化している
最初の3つだけ解決策をまとめてみましたが、10の課題のすべて「あるあるある」と頷いてしまうものばかりです(今日3回も会議がありました(笑))。
「組織開発」の本は学術的な本が多かったような気がしますが、待望の実践的組織開発の本だと思います。
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