ケン・ブランチャード、ジョン・P・カルロス、アラン・ランドルフの「社員の力で最高のチームをつくる 1分間エンパワーメント」を読みました。
久々の「1分間」シリーズです。
今回は「エンパワーメント」です。
エンパワーメントとは、「自律した社員が自らの力で仕事進めていける環境をつくろうとする取り組み」です。
若い優秀な社員が辞める理由の一つがエンパワーメントが足りないからだと感じます。
エンパワーメントの3つの鍵
第1の鍵 すべての社員と情報を共有する
第2の鍵 境界線によって自律した働き方を促す
第3の鍵 セルフマネジメント・チームを育てる
第1の鍵のポイント
・会社の情報を共有し、信頼関係を築く
・階層組織の思考を廃し、全員が経営者意識を持って
行動することを促す
・失敗を学習の機会と考える
第2の鍵のポイント
・説得力のあるビジョンを設定する
・社員が自分の目標と役割を明確にできるようにする
・行動の根底にある価値観を定義する
・ルールを定める
・行動の自由を提供する
第3の鍵のポイント
・全員がチームスキルを学び高める
・チームが自律するよう支援と励ましを与える
・コントロールを徐々にチームに引き渡す
・困難に遭遇することを覚悟しておく
「人間は経験と知識とモチベーションというかたちで驚くべき力をもっています。エンパワーメントはそれを認めることから始まります」
トップがそれを認めるというのが非常に難しく勇気のいることだと思います。
ミドルマネジャーが上記のようなマネジメントを行おうとすると、シニアマネジメントから見ると、マネジメントしていないように見えるでしょうから、対立するもしくは評価されないことになり、それも相当に勇気がいると思います。
ただ、今求められているマネジメントだと思います。
マネジャーには是非読んでほしい1冊です。
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