アーリック・ボーザーの「Learn Better -頭の使い方が変わり、学びが深まる6つのステップ-」を読みました。
私の所属する会社では、「学び」に関して、ほとんど力を入れていません(悲)。
思い出したころに、単発の研修がある程度で、学び続ける、振り返るということはデザインされていません。
また、「学び=教えられること」という考えになっています。
つまり、答えのあるものという前提ですし、教える人と教えられる人が存在するということですね。
昔から言われいますが、生命保険は形のないもの、紙切れを売っているので、販売する人のスキルや知識がとても重要になってきますし、法令や商品は頻繁に変わりますので、学び続けることが重要になってきます。
また、人が相手なので、無限のコミュニケーションの方法があるはずです。
サブタイトルにある「6つのステップ」
価値を見いだす(Value)
学びたいと思わなければ学ぶことはできない。
専門知識を習得するには、そのスキルや知識に
価値があるとみなさなければならない。さらに、
意味づけを行わなければならない。
目標を設定する(Target)
知識を習得する初期の段階においては、集中が
重要だ。何を学びたいのかを厳密に見きわめて、
目的と目標を設定しなければならない。
能力を伸ばす(Develop)
練習にも、他人と差がつく力をつけられるような
ものがある。学習のこの段階では、スキルを磨き、
パフォーマンスを向上させることに特化した手段を
講じる必要がある。
発展させる(Extend)
この段階では、基本から踏み出して、知識を応用
したい。スキルと知識に肉付けして、より意味の
ある形の理解を形成したい。
関係づける(Relate)
すべてがどう噛み合うかがわかるフェーズである。
私たちは結局、個別の事実や手順だけを知りたい
のではなく、その事実や手順が他の事実や手順と
どう関わり合うかを知りたいのだ。
再考する(Rethink)
学習には間違いや過信がつきものだから、自分の
知識を見直し、自分の理解を振り返って、自分の
学習したことから学ぶ必要がある。
「学び」ということを考えるいい機会を得られる本だと思います。
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