河合保弘氏の「家族信託活用マニュアル」を読みました。
タイトルを見て、保険金を信託できる保険会社以外の会社にお勤めの方には関係ない話かなと思いました。
が、
すべての保険営業パーソン必読の書です。
ただ、これを読むと、今まで保険で対策をしていたことが、保険ではなく、信託を活用した方が良いと思われるケースがたくさん出てきます。
財産管理・承継対策の3大重要ポイント
減らさない(承継対策)
凍結させない(認知症対策)
揉めさせない(争族対策)
生命保険では「凍結させない」という話は聞いたことがありません。
家族信託の5大機能
1.名義集約機能
2.条件付贈与機能
3.財産分離機能
4.物権の債権化機能
5.意思凍結機能
生命保険ではできない機能がほとんどです。
信託を使うと、非常に良いスキームができあがることを36のケースで紹介しています。
信託を切り口に生命保険を販売している人はほとんどいないので、まだまだブルーオーシャンです。
ただ、信託会社への支払い(コスト)について全く書かれていないのが残念です。
0 件のコメント:
コメントを投稿