アン・H・ジャンザーの「サブスクリプション・マーケティング -モノが売れない時代の顧客との関わり方-」を読みました。
サブスクリプション=製品やサービスの購入ではなく利用に対して代金を支払う方
「シェア」はずいぶん前から大流行りですが、もっといろんなところで所有しないスタイルが増えてくると感じさせる本です。
私も今は車は所有せずに、シェアcarを使っています。乗ったとしても週2日しか乗らないですからね。
「サブスクリプションビジネスでは、優秀なマーケターは、いつもチャーンに目を向けている」
「チャーン」とは解約です。
一度取引したら終わりというわけではないので、顧客との関係を考えなければいけません。
信頼と価値を高める
契約前より契約後が大切
生命保険も第1回保険料を預かればよいというわけではないので、いかに信頼や価値を高めるか、契約前でだけではなく、契約後にもサービスを提供できるかを考えないといけないですね。
これだけ、見直し、解約の多い商品も珍しいと思います。
「アドボカシー・マーケティングとは、顧客のなかにいるファンやアドボケイトを立派に育てることである」
アドボケイトとは、ロイヤリティの高い熱心な顧客のことです。
代理店の中には、アドボケイトを育てようとしているところもあると思いますが、保険会社では見たことがありません。
ここで何回も書いてますが、保険会社にはマーケティングというものが全くと言っていいほどないですからね。
考える機会をたくさん与えてくれる本だと思います。
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