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2017/10/09

ゲーム理論で勝つ経営

アダム・ブランデンバーガー、バリー・ネイルバフの「ゲーム理論で勝つ経営 -競争と協調のコーペティション戦略-」を読みました。





この本は、「コーペティション経営」を文庫化したものです。





コーペティションは造語で、コンペティション(競争)とコーペレーション(協力)を合わせた言葉です。

この言葉からはわかりませんが、ゲーム理論のことを言っています。


企業活動で4つのプレーヤーがいます。

顧客
生産要素の供給者(供給元、供給者)
競争相手
補完財を供給する者



生命保険会社からみると、以下ようになりますかね。

顧客は、契約者(個人・法人)、被保険者など
供給者は、社員(職員)、代理店、印刷会社、システム会社
など
競争相手は、他生命保険会社、共済、少額短期など
補完的生産者は、テレビ局、新聞社、クレジットカード会社
など



補完的生産者の定義

自分以外のプレイヤーの製品を顧客が所有したときに、それを所有していないときよりも自分の製品の顧客にとっての価値が増加する場合、そのプレイヤーを補完的生産者と呼ぶ

供給者が自分以外のプレイヤーにも供給しているとき、そうしない場合よりも自分への供給が魅力的となる場合、そのプレイヤーを自分の補完的生産者と呼ぶ



競争相手の定義

自分以外のプレイヤーの製品を顧客が所有したときに、それを所有していないときよりも自分の製品の顧客にとっての価値が下落する場合、その自分以外のプレイヤーを競争相手と呼ぶ

供給者が自分以外のプレイヤーにも供給しているとき、そうしない場合よりも自分への供給が魅力的でなくなる場合、そのプレイヤーを自分の競争相手と呼ぶ



これを読むと、他生命保険会社が競争相手にもなるし、補完的生産者にもなります。

視野が狭いと、視点が変わらないと、競争相手にしか見えません。

ここで紹介されている価値相関図を書いて、戦術を考える習慣、ゲームのルールを考える習慣が必要です。



古い本ですけど、全く古さは感じません。

手に入りにくいかもしれませんが、おススメです。






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