中村文子氏、ボブ・パイク氏の「講師・インストラクターハンドブック -効果的な学びをつくる参加者主体の研修デザイン-」を読みました。
「クリエイティブ・トレーニング・テクニック・ハンドブック」は読みにくかったですが、この本は読みやすくて、バイブル的な本になると思います。
学習の法則
①学習者は大きな身体をした赤ちゃんである
②人は自分が口にしたことは受け入れやすい
③習得はいかに楽しく学ぶかに比例している
④行動が変わるまで学習したとは言えない
⑤くわっ、くわっ、くわっ(自分が習得したことを他人に
教えられるレベルになって初めて習得したことになる)
オープニングに入れるべき3つの要素
①参加者の最大の関心事を打ち破る
(研修に集中してもらう)
②ネットワーキングを促す
③研修内容に関係がある(アイスブレイクは内容に
関係あるものを)
クロージングの流れ
①一通りのコンテンツが終了したところで、アンケートに
記入してもらう
②その日の研修内容や、今後の実践に向けて自分
自身が考えたことを振り返り、整理する個人ワークの
時間をとる
③理解の確認などを行いたい場合は、全体を通しての
理解度チェッククイズなどに取り組んでもらう
④今後何をどう実践するかを、グループ内など何らかの
形で発表してもらう
⑤最後に講師から、その日の重要ポイントと関連性が
あるメッセージや体験談などを話して終了する
話し方に関する4つのポイント
①間を入れる
②スピードに留意する
③無駄な言葉を入れない
④言葉の選択、用語(カタカナ、難しい単語等は使わない)
安心して学べる環境の特徴
・否定されない
・受け入れてもらえる
・失敗しても許される
・恥をかいたり自尊心が傷つくような場面がない
・この場(研修)での言動が後(仕事に対する評価など)に
影響しない
・学ぶことの目的や意義が理解できている
・自分の存在価値が感じられる
・物理的にも快適である
質問対応の4つのステップ
①お礼を言う
②質問内容や意図を確認する
③回答する
④答えが十分であったかを確認する
他にもたくさん書きたいことがてんこ盛りでしたが、これぐらいにしておきます。
超おすすめの1冊です。
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