ジャック・ウェルチ、スージー・ウェルチの「ジャック・ウェルチの「リアルライフMBA -ビジネスで勝ち残るための13の教え-」を読みました。
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20世紀最高の経営者と言われたゼネラル・エレクトリックの前CEOジャック・ウェルチの新刊です。
歯に衣着せぬ書きっぷりで痛快というか、笑ってしまうぐらいです。
ここまでストレートに表現できるのは著者だけでしょうね。
「最高のリーダーは自分自身よりも部下のことを大切にする」
「どんなものを掃きだすか?(中略)今年は厳しい年だったから、個々人の業績など気にせず全員に報酬アップを出そうというCFO(最高財務責任者)はとんでもない存在だ。イノベーションよりもプロセスに、あるいはデータ分析よりデータ収集に執心するITマネジャーや、何もできないようにしてしまう顧問弁護士なども同罪だ」
「楽しいということは素晴らしいことだ。組織にとっても個人にとっても健全なことだし活力を与えてくれる。理屈上では、九九.九%のマネジャーが賛同するはずだ。だが、相当数の人(非常に多くの人と言ってもいい)は、オフィスの楽しみを奪ってしまう。後ろ向きな態度、率直さを欠く行動、社内政治優先の行動で、楽しみを奪ってしまう。楽しいことは不真面目だと決め付け、仕事は真面目であるべきだと考える人もいる。たんに、仕事を楽しくするのは自分の責任だと認識しない人もいる」
「タコツボ組織はスピードを殺す。アイデアを殺す。インパクトを殺す」
「最高の人材を失わないようにするには、人を締め出すことのないカルチャー、すなわち、人を解放するカルチャーを作り出すことだ。すぐに責任を与え、楽しみを与え、期待以上の結果を出したら、金銭的に大きく報いるカルチャーだ。誰一人として歯車の歯になった気分を感じず、誰もが自分のしている仕事はどういう意味を持つか理解しているカルチャー。素晴らしいアイデアがうまくいかなくても、罰せられず、敬意を集めるカルチャー。一定の下積み期間を経なくても、実績を上げれば昇進できるカルチャー。迷路のように複雑怪奇な社内の仕組みを切り抜け、何をするにも小粒の大将に敬礼をしなくては何もできないなんてことのないカルチャー」
ちょっと長くなってしまいましたが、思い当たる人、情景がたくさん浮かびました(笑)。
他にもチェックした箇所がてんこ盛りでした。
日本では実践できないこともありますが、参考になること山盛りです。
今年一番面白い本でした。
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