W・ウォーナー・バーク、ウィリアム・トラハントの「組織イノベーションの原理 -企業変革を成功させるリーダーの条件-」を読みました。
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10年以上前に出た本です。
前半が原理、後半がベストプラクティスになっています。
ポイントは、「俊敏さ」と「方向付け」です。
インテルのアンディ・グローブがおもしろいことを言っています。
「大方の企業は、間違っているからといって滅びはしないが、決めきれないでいると滅びてしまう。そういう企業は意思決定をしようと迷っている間に、勢いや貴重な経営資源を浪費してしまう。最大の危機は、立ち止まってしまうことである」
保険業界でも、スピード感のある会社とそうでない会社があって、アンディ・グローブが言うように経営資源を浪費している会社があるのがおもしろいですね。
方向付けに関しては、「組織パフォーマンスと改革の因果関係モデル」というものを提示していて、組織構造、マネジメント慣行、モチベーション、職場風土などで、ベストプラクティスを分析しています。
個人的には、「学習」を変革推進力にしたアライドシグナルの事例がいちばん興味深かったです。
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