野村総合研究所の「モチベーション企業の研究 -「働く野生」を引き出す組織デザイン-」を読みました。
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五つの欲求とやりがい創造因子として以下のようなことが挙げられていました。
①仕事に対する意味欲求
・職業や事業のミッションやビジョン
・担当業務の意味や価値
②成長・上昇欲求
・その道のプロとしてスキルとマインドを構築する機会
・仕事の挑戦レベル(速い成長速度)
・自主・自律性
・大きな成長につながる挑戦的機会
(キャリアのジャンプアップ)
・自立的なキャリア形成が可能な環境
・成功へのルールの明確性・透明性
③創造性発揮欲求
・創造性の発揮機会
・知的刺激・触発の豊かさ
・創造性・革新性を重んじる組織文化
④承認欲求
・上司や仲間から実力や個性を認められること
・顧客からの感謝・賞賛・驚嘆などのフィードバック
・仲間との目標共有、連帯感、相互信頼の実感
・経営の意思決定への参画性
・社会的尊敬、業界における注目の獲得
⑤自己実現欲求
・柔軟な働き方の許容(ワーク・ライフバランス)
・仕事・部署の自発的選択性(自分のやりたい仕事に
参画できるメカニズム)
・自主・自律性
サブタイトルで若者のモチベーションが上がらないというようなことが書いてありましが、中年でもモチベーションが上がらない人はたくさんいると思います。上記のやりがい創造因子をみると、若者だけではなく、誰にでも当てはまると思います。
この本のメインテーマは、モチベーション再生の組織戦略として「VOICEモデル」というものを提案しています。もちろん頭文字です。
・Value Approach(共有価値観のデザイン)
・Opportunity Approach(成長機会のデザイン)
・Innovation Approach(創造する楽しさのデザイン)
・Communication Approach(情熱循環のデザイン)
・Empowerment Approach(能力発揮環境のデザイン)
この本の興味深いところは、上記の5つのアプローチをしている企業、自治体など24ものケースを紹介してくれていて、ケースの最後には設問がついているところです。
いくつか社内でケーススタディをやってみようと思います。
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