山岸俊男先生の「信頼の構造 -こころと社会の進化ゲーム-」を読みました。
http://rcm-fe.amazon-adsystem.com/e/cm?t=kon418-22&o=9&p=8&l=as1&asins=4130111086&ref=qf_sp_asin_til&fc1=000000&IS2=1<1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=000000&bg1=FFFFFF&f=ifr
久々の学術書です。だから高~い(笑)。
全く気にしたがありませんでしたが、「信頼」と「安心」の違いについて書かれています。
「信頼が必要とされるのは社会的不確実の大きな状態」ということで、うそつかれたり、騙されたり、社会的不確実性がない状態では、信頼は存在しないとのこと(なるほど~)。
逆に、
「社会的不確実性が低い状態では安心が提供されるが、信頼は生まれにくい。」
「信頼」と「信頼性」の言葉の区別もしています。
「信頼性は信頼される側の特性」
「信頼は信頼する側の特性」
著者のメッセージは、
「集団主義社会は安心を生み出すが信頼を破壊する」
集団主義社会の日本は、安心の中で過ごしてきたが、それは狭い世界で過ごしてきたからで、よそ者と一緒にやっていくには、信頼も必要だということです。
ちょうど、社内で、女性や中途入社の人のダイバーシティの話をしていて、この本とシンクロするところがありました。
学術書ですけど、読みやすいと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿