レオ・マルティンの「元ドイツ情報局員が明かす 心に入り込む技術」を読みました。
スパイ映画を解説付きで観ているような感じがする本です。
スパイが活躍する映画はたくさんありますが、この本はスパイをつくるプロセスがストーリーと解説書いてあります。
ストーリーも面白いのですが、営業的には、解説がとても役に立ちます。
営業で役に立ちそうな秘訣をいくつか抜粋します。
1.準備-最低限するべきことを決めて、心に刻み込む
・自分は両サイドにプラスをもたらしたい。自分との出会いや友人
関係によって、人々が利益を得るようにする。
・相手の長所を表面に引き出すようにして、どんな状況でも相手が
面目を潰さないで済むようにする。
・批判や過小評価をしない。
・自分と関係のある人々をできる限り支援するが、その見返りを
期待しない。
・自分の強みに集中する。
・熱意や情熱を示すようにする。
・希望と自信をはっきりと表す。
・テーマに何を選ぶか、また何をテーマにすべきではないか、
慎重に考えて準備する。
・すると言ったことは、どんなに小さなことでも必ず実行する。
4.称賛によるねぎらい
・心から尊敬して称賛できる面を、誰に対しても最低一つは見つ
ける。
・相手の強みに自分の気持ちを集中させる。
・行動または出来事を、人物とはっきり区別する。
5.プライベートな側面を見せる-特徴づけ
・自分の個人的なことがら(ちょっとした秘密)を相手に打ち明ける。
・仕事関係の付き合いでも、職業の枠にとらわれないで会話を
する。
・周囲の人々が前進できるように支援する。
7.抵抗や不安をきちんと受け止める
・相手が自分の希望を叶える気がないとしても、自分は相手への
誠実さを失わない。相手に何か無理にさせない。
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