ジョン・ヘーゲル3世、ジョン・シーリー・ブラウン、ラング・デイヴソンの「PULLの哲学 -時代はプッシュからプルへ-成功のカギは「引く力」にある-」を読みました。
原書のタイトルは、「The Power of Pull」なので、「プルの力」の方が、内容と合致しますね。
「プッシュ(押すこと)の力は、まずニーズを予測することから始まる。そして次に、予測したニーズに必要な正しい人材とリソースが、正しいタイミングで手に入るように準備をする。もちろん、ニーズの予測から、人材とリソースの入手まで、すべての手順がこまかく決められている。」
「プッシュとは、組織の構造や行動様式を表わす言葉だ。プッシュの基本的な考え方は、「需要を予測するのは可能だ」となる。」
生命保険のセールスでも、プル型のセールスが流行りですが、企業でも「プル」という考え方なんですね。
プッシュからプルへの大きな波として、新規参入や移動が簡単になったこと、知識が一か所に留まらず、自由に行き来するようになったこと、そして新しい組織の出現があるといっています。
プッシュの考え方だけではうまくいかないことは誰もがわかっていると思いますが、なかなか変化できないというのが実際ではないでしょうか。
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