ジーン・M・トウェンギ、W・キース・キャンベルの「自己愛過剰社会」を読みました。
アメリカの行きすぎたナルシシズムの警鐘を鳴らしています。
アメリカの事例でずーっと書かれていますが、アメリカで流行っていることは、数年後には日本に輸入?されると思いますので、よその国のこととは思えません。本によると、世界的にも広がっているようです。
というか、私もナルシシズムの一人です(笑)。
私の周りでも、度を超えた自分大好きというか、周りの評価が5段階評価で「1」か「2」だとすると、自分自身の評価が「5」か「4」の人が2年連続で転勤してきました(驚)。
ひとりは病的でしたけど。
「ナルシシズム」と「自己愛性人格障害」は違います。
「ナルシシズムの傾向が強いこと、あるいはナルシシストであることは、精神障害があるとか、病的なナルシシズムだということではない。自己愛性人格障害と診断されるには、誇大癖、共感の欠如、称賛への執着に関連した長期的行動パターンを表わす九つの判断基準のうち、最低五つに該当していることを要件とする。」
子供のなかにナルシシズムを芽生えさせないために処方
・ノーと言うこと、本気で言うこと
・子供に権限をあたえすぎない
・競争や勝利について子供にどう教えるかを慎重に考えよう
・自分のことをすばらしいと宣伝するような商品を買いあたえる
前に、もう一度よく考えよう
この本は、予防策、対応策を中心に書かれていますので、困っている方には参考になると思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿