ハロルド・ジェニーン、アルヴィン・モスコーの「プロフェッショナルマネジャー -58四半期連続増益の男-」を読みました。
ユニクロの柳井社長の「教科書」です。ご本人が解説も書かれています。
私は書きっぷりがあまり好きではないので、柳井社長ほど推しませんが、以下の2点はチェックしました。
「ビジネスの世界では、だれもが二通りの通貨-金銭と経験-で報酬を支払われる。金は後回しにして、まず経験を取れ。」
「現役のビジネス・エグゼクティブを侵す最悪の病は、一般の推測とは異なって、アルコール依存症ではなくエゴチズムである。」
ひとつめは、私も若いころ(今でも若手ですが)、残念ながら、お金のことばかりを考えてました。今日も後輩で、今まで何してたの?と思わせることが起こりました。会計の基本的なことを全く理解していないのに、法人契約の研修をしようとしているのです。そのソリシターの話を聞かされる代理店さんはたまったもんじゃありません。失礼ですね。
若いときに、いろいろ経験、学んでおかないと、あとあと大変です。
ふたつめは、面白いメタファーだと思って読んでました。アルコール依存症だと、すぐにポストを奪われるので、大きな問題にはなりませんが、エグゼクティブのエゴは病気ではないので、なかなか止められません。私の周りでも大変な事態になってますが、現場、部下を無視して暴走しているエグゼクティブがいます。無茶苦茶なかじ取りで現場が大わらわで大きなしわ寄せがきています。何年後かに大きな副作用がおこったときには、時すでに遅しということになります。
柳井社長の本は読んだことがなく、ユニクロのマネジメントのことは全く知りませんでしたので、付録の柳井社長の解説は興味深かったです。
0 件のコメント:
コメントを投稿