山田直人氏、木越智彰氏、本杉健氏の「部下育成の教科書」を読みました。
ビジネスパーソンには、10のステージがあり、それぞれのステージに応じて、育成の方法があるといっています。
一般社員層
①スターター:ビジネスの基本を身につけ、組織の一員となる段階
②プレイヤー:任された仕事を一つひとつやりきりながら、力を高める段階
③メインプレイヤー:創意工夫を凝らしながら、自らの目標を達成する段階
④リーディングプレイヤー:組織業績と周囲のメンバーを牽引する段階
マネジャーとして部下を持つ管理職層
⑤マネジャー:個人と集団に働きかけて、組織業績を達成しながら変革を推進していく段階
⑥ダイレクター:対立や葛藤を乗り越えながら、変革・改革を起こし、組織の持続的成長を実現する段階
⑦ビジネスオフィサー:戦略的な資源配分を通じて、自ら描いた事業構想を実現する段階
⑧コーポレートオフィサー:社会における自社の存在意義を絶えず問い直し、自社の針路を決める段階
スペシャリストとして部下を持たない管理層職
⑨エキスパート:高い専門性を発揮することを通じて、組織業績と事業変革に貢献する段階
⑩プロフェッショナル:卓越した専門性を発揮することを通じて、事業変革に道筋をつける段階
また、どんなの業種や職種にでも使える「ものさし」とも言っています。
ソリシターにも、このような「ものさし」を用意している会社もあると思います。「ものさし」の用意がない会社には参考にあると思います。
ソリシターの育成には、以前から関心があって、何度も考えたことがありますが、全く結論は出ていません。
この本はとても参考になりますが、以下の点がクリアになりません。
・もっと具体的な業務に落とし込んだ「ものさし」を用意すること
・担当代理店についても「ものさし」を用意すること
(大都市以外は難しいと思いますが・・)
・上司がどの段階かを把握する力、次の段階にステップさせる
ための育成力の育成
など。
簡単には答えは出てきませんねえ。
0 件のコメント:
コメントを投稿