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2012/02/02

「学習する組織」をつくる

カレン・E・ワトキンス、ビクトリア・J・マーシックの「「学習する組織」をつくる」を読みました。





かなり古い「学習する組織」の本です。

組織はこの本にもある通り、変革を遂げなければ生き残っていくことは出ません。変革していくには、学習し続けないといけません。「学習する組織」でないと淘汰されると思います。

昨年出版された「学習する組織」はかなり売れていて、評価も高いようなので、「学習する組織」が浸透してくれればなあと思っています。






学習する組織とは


①学習する組織とは、単なる個人の寄せ集めではない。むしろ、
 学習はさまざまなレベルの組織単位で集合的に、時には会社
 全体で同時的に生ずる。
②学習する組織とは、変革能力をもった組織である。
③学習する組織とは、個人の学習能力を増大させるだけでなく、
 組織構造、組織文化、職務設計、そしてメンタル・モデル(物事が
 どうなっているのかについての前提・・Senge,1990)も再定義
 できる組織である。
④学習する組織とは、時には顧客も含めて従業員を意思決定、
 対話、情報共有に参加させる組織である。
⑤学習する組織とは、体系的な思考方法と組織的な知識蓄積を
 促す組織である。
 
 
 
学習する組織の共通点
 
・綿密に計算してリスクを冒し、実験の模範になるリーダーの存在。
・分権的な意思決定と従業員のエンパワーメント。
・スキルの蓄積と学習能力の監査。
・学習を共有し、それを仕事に活かしていくシステム。
・従業員にイニシアティブを与える報酬と構造。
・長期的成果と他の人の仕事への影響に対する配慮。
・機能横断的作業チームの頻繁な活用。
・日常の経験から学習する機会。
・フィードバックと情報開示の文化
 
 
 
学習する組織を創造するための六つの行為原則
 
・継続的に学習機会を創造する。
・探求や対話を促進する。
・共同とチーム学習を奨励する。
・学習を取り込み、共有するシステムを確立する。
・集合的ビジョンに向けて人々をエンパワーメントする。
・組織を組織環境と結合する。
 
 
 
学習しない組織と学習する組織
 
個人
抑制され、散発的で、一時的な   継続的で、将来の組織ニーズに
学習                   戦略的に結びつけられた学習
一貫性も、連続性もない学習    段階的に育成される学習
学習された無力感           パーソナル・マスタリー:前提に
                      挑戦し、探求することの学習
 
チーム
プロセスへの注意を払うこと     集団の発展と共同的なスキル
なく、仕事だけに集中させられ    に焦点を当てた学習
た学習
チームではなく、個人に対する    チームや全部門に対する報酬
報酬
部門間の細分化、独立化       機能横断的、自己管理的
                      チーム
 
組織
表面的で、それまでのスキル     それまでに獲得されたスキル
とは無関係な、中途半端な学習   に積み重ねていく学習
学習障害(構造的な硬直性)に    みんなの学習を促進するため
は注意を払わない構造的な組織   の柔軟な構造の創造
再編を通した学習
 
社会 
トンネル・ビジョン:社会に対する   相互依存性の認識と、全般的
政策のインパクトの無視        な社会への貢献
社会的影響を統制しようとする    望ましい将来を築くための、
試み                    将来のトレンドの継続的精査
                       と予測
 
 
 
 

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