ハーバード・ビジネス・レビュー編集部編訳の「昇進者の心得 -新任マネジャーの将来を左右する重要課題-」を読みました。
この本は、ハーバード・ビジネス・レビューに掲載された論文を集めたもので、以下のような人を対象にした本です。
・初めて管理職になる人
・部内昇進する人
・昇進して異動する人
・昇進・昇格を伴わないが、管理職として異動する人
・経営者あるいは管理職として転職する人
昇進後の成否を分ける要因
・これまでの経験
・担当部門における改革の必要性の有無
・マネジメント・スタイル
・昇進者の欲求
・上司や部下との関係
・上司のマネジメント・スタイルとの違い
新米マネジャーが抱いている幻想と真実
幻想 真実
基本特性 権威の絶大性 相互依存
権力 「職務分掌上の権威」 「職務分掌上の権威」
獲得 以外のすべて
望み 統率力 やる気を引き出す
管理方針 1対1の関係づくり チーム全体の調和
主要課題 円滑な業務運営 業務改善につながる
改革の実行
組織変革の基本原則
①学習の準備を整える
②ストラテジック・インテント(戦略における究極目標)を定義する。
③最優先課題を特定する。
④新経営陣を組織する。
⑤早い段階で確実に成果を上げる。
⑥協力関係を築く。
転職してきた新任管理職の約四〇パーセントが頓挫してしまう。その4分の3が「文化的不適合」を理由にしている。
この業界では、転職組が多く、管理職をしている人のなかには、企業文化に頭を悩ましている方も多いのではないでしょうか。
管理職向けの研修やサポートをしっかりしている会社も少ないでしょうし、自助努力が必要ですね。
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