今日の日本経済新聞の記事で興味深いものを見つけました。
損害保険ジャパンは全社員の投票で部下の育て方がうまい「人材育成マイスター」を選ぶ。伸び盛りの新入社員や若手社員らをマイスターの下に重点的に配置して、やる気や能力を引き出すとともに、育成に熱心な管理職を会社として評価する姿勢を打ち出す。
投票するのはパートを含む約2万2000人の全従業員で、投票対象となるのは課長級以上の管理職約1900人。部下の個性に応じた人材育成や納得感のある指導を実践していると思う上司を部店長級と課長級の社員リストの中から1人ずつ選択する。
入社時研修だけでは充分ではないので、現場に配属された後のOJTが必要になる。昔は、余裕があったので、上司や先輩がOJTを行っていたが、今は上司はプレイングマネージャー、先輩はバブル崩壊のため、人数が少なかったり、自分の仕事で目いっぱいだったりして、「OJT=ほったらかし」になっているところも多いのではないでしょうか。
新入社員は、高いモチベーションで入社してきても、仕事をしたいけど聞く相手がいなかったり、自由に発言できる雰囲気がなかったりして、急激にモチベーションを下げて、若い力をうまく発揮できていないということもあるのでしょうか。
最近は偉くなりたい人が少なくなってきているので、こういうことをきっかけに、人材育成に興味を持つ人が増えて、部課長になりたい人が増えて、マイスターになりたい人が増えればいいですね。
かなり運営が難しそうですが、興味深い試みですね。
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