アルボムッレ・スマナサーラの「くじけないこと」を読みました。
私たちは、アーティフシャルな社会に生きています。アーティフィシャルな社会とは、人為的または人工的につくられた社会のこと。つまり、誰かがつくった社会の中に、私たちは放り込まれているのです。さらに、その社会は変化しているのです。
小さな積み木から積んでいくと、全部のピースを積み終える前に積み木は崩れてしまいます。最初に置くピースは、間違ってはいけません。土台がしっかりしていない心では、すぐにくじけてしまいます。
アーティフィシャルな社会に暮らす私たちの心は、常に揺らいでいます。もともと不安定で、宙に浮かんでいるようなものだからです。登山ではピッケルを使いますが、私たちの社会では、「真理」を足場に使って向上しなければいけないのです。
現代社会のシステムが理解できると、それに向き合うあなたの覚悟が定まります。くじけない生き方とは、突き詰めれば「知ること」、そして「安穏に構える」ことです。妄想を排し、現実的に立ち向かう。そうすれば、おのずと道が見えてきます。
これが章の最初に書かれている言葉です。
流石にかなり売れているだけあって深いですね。
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