ダニエル・ピンクの「フリーエージェント社会の到来」を読みました。
「モチベーション3.0」や「ハイコンセプト」は大きな書店であれば置いていますが、この本は置いてないですねえ。おもしろい本ですねどねえ。
副題が、「雇われない生き方」は何を変えるか、のとおり、企業から離れてフリーになった人に取材を重ねて作られた本です。
生命保険業界は、独立されて代理店主になられる方が多い業界です。
私の周りにも、保険業界以外の人でも、コーチだったり、ファシリテ―ターだったり、経営コンサルタントだったり、一人でやっている人が多いですね。
アメリカでの調査から書かれているので、日本では全くあてはまらないものもありますが、「常識の間違い」は興味深いです。
常識の間違い
①忠誠心は死んだ。
②広い領域をカバーする社会的契約がなくなって、労働者は
当惑している。
③経済的成功の最大の評価基準は成長である。
④フリーエージェント経済では、職の安定は損なわれる。
⑤子供をもつ親は、仕事と家庭を両立させなければならない。
⑥職場の給湯室で井戸端会議ができないミニ起業家や
フリーランスは、孤独で寂しい思いをしなくてはならない。
⑦ある年齢に達した人は、退職して一線を退くべきである。
⑧危機に陥っているアメリカの公教育を立て直すためには、
テストの方法を改善したり、要求する水準を引き上げるなど、
厳しい規律を導入すればいい。
⑨人材の流出に悩む企業にとって、「権限委譲」を行って
従業員を「つなぎ止める」のは賢明な戦略である。
⑩医療保険には、勤務先の企業を通じて加入すべきである。
⑪職場や経済の中枢には男性が多過ぎる。
⑫無軌道な個人主義は社会の土台にほころびをもたらす。
独立を考えている人は、読んでみていかがでしょうか。
0 件のコメント:
コメントを投稿