一橋ビジネスレビュー 2008 AUT の中で、興味深い論文が載っていました。野中先生、紺野先生の「戦略への物語アプローチ」です。
非常に難しいのですが、参考になるところがたくさんありました。
少し引用すると、
「場」とは社会や組織の重層的な文脈(コンテクスト)の創発プロセスである。個が主観性から発して「場」を共有し、関係性すなわち人間的ネットワークが、さらに他の組織や市場のネットワークと重層的に関係しあうことで、結果的に新たな構造を生み出し、目的(思い)を達成していくのである。
(中略)
物語は、実際に「語られること」によって人々を動かし、実践を生み出す。
(中略)
物語の本質は、それを語り、共有することによって、目的を達成する状態に人々を変化させたり、新たな理解に基づいて主体的に実践に至らせることができる、という力なのである。
一読をおすすめします。
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