対話って重要ですよね。なかなかできませんよね。
一.あなたの状態や、あなたがどう話し、どう聴いているのかに注意を向ける。自分独自の前提、反応、習癖、懸念、先入観、そして想定していることに気づく。
二.率直に話す。あなたの考えていること、感じていること、望んでいることに気づき、それを言う。
三.あなたは真実について何も知らないということを覚えておく。現状について理解していると確信をもっているときでも、「私の意見では」という一言を付け足す。自分をあまり過信しないこと。
四.そのシステムの関係者たちとかかわり合い、話を聴く。あなたとは異なり、ときに反対の見解をもつ人を探す。心地良いと感じる状態を超えて自分の幅を広げる。
五.システムの中であなたが果たしている役割を振り返る。あなたがしていること、あるいはしていないことが、現在の状態にどう影響しているかを検討する。
六.共感をもって聴く。他者の目線で、システムを見る。相手の身になって考えてみる。
七.自分の話していることや他者が話していることを聴くだけでなく、全体で何が話されているかに耳を傾ける。一人ひとりの意見ではなくシステム全体で何が浮かび上がってきているのかを聴く。心の底から聴くこと。心で話すこと。
八.話すのをやめる。質問の横でキャンプする(質問から一歩下がる)ことで、答えが現れるのを待つ。
九.リラックスし、完全にありのままを受け入れる。思考と心と意志をオープンにする。心が動かされ、変わることができるよう、自分自身をオープンにする。
十.これらの提言を試し、何が起こるかに気づく。他の人々との関係や、あなた自身との関係、そして世界との関係において何が変わるかを感じ取る。そしてそれをやり続ける。
アダム・カヘンの「手ごわい問題は、対話で解決する」の抜粋です。
聞いたことがあるようなことばかりですが、なかなか実践できませんので、自分へ戒める意味も含めて書いてみました。
こんなところを抜粋してしましたので、HowTo本と間違えられると困ってしまいますが、ストーリの中で伝えています。
デビット・ボームの「ダイローグ」、ジョセフ・ジャウォースキーの「シンクロニシティ」が好きな方には、特にお勧めです。
今年出版されて読んだ本の中で、ベスト3に入る興味深い本でした。
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