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2011/06/30

ビジネスプラン

今日、某社の営業推進の方と食事をしました。

これからやろうとしていることを聞き、非常に面白いと感じました。聞いている方もワクワクしてくる内容でした。(具体的なことは書けませんが・・)

代理店ビジネスに革命が起こると言っても過言ではないかなと思いました。

仕事をしている本人が非常に楽しそうなのがとても素晴らしいと感じました。

マーケティング、セールス、トレーニング、商品開発など、全てのピースがうまくかみ合ってはじめて最高のパフォーマンスが出るので、やらないといけないことはたくさんあるでしょうが、環境はかなり整っているようなので、2,3年後には業界地図を書き変えているかもしれないなと思いました。

2011/06/28

人を育てる「叱り」の技術

本間正人氏の「コーチングの第一人者が教える人を育てる「叱り」の技術」を読みました。





私もかなり長い間叱られるということから縁がなくなっていますが、この本は、「叱る」をテーマにしています。

コーチングの大家が書かれている本ですので、コーチングのなかでの「叱る」をテーマにしています。

この本で、「叱る」とは、「部下の行動を望ましい方向に変えていくための建設的なフィードバックを行うこと」と言っています。

もちろん、「怒り」とは違います。

「怒り」(reaction)・・・感情的・短絡的
「叱り」(response)・・・理性的・戦略的


「怒り」はマイナスです。

1.効果がない
  現状を否定するだけでは、行動の改善につながらない
2.部下のやる気が下がる
3.怒りが怒りを増幅させて自己制御ができなくなる
4.怒っているあいだは、自己成長が止まる
  自分の正当化にエネルギーが使われ、向上心が失われてしまう
5.人間関係が悪くなる


代理店さんに対して、「怒る」ことはないと思いますが、部下や後輩には「怒って」しまっていることが多いのではないでしょうか。

「なぜ、できないんだ!バカヤロウ!」と言ったところで、上にある通り、人間関係が悪くなるだけで、何も生まれません。

下のポジションの人は、上のポジションの人になかなかすべてを聞けませんので、上のポジションの人が下のポジションの人と同じレベルまで降りていって話すことが大切ですね。

降りることもとても大変ですが。

2011/06/26

昇進者の心得

ハーバード・ビジネス・レビュー編集部編訳の「昇進者の心得 -新任マネジャーの将来を左右する重要課題-」を読みました。





この本は、ハーバード・ビジネス・レビューに掲載された論文を集めたもので、以下のような人を対象にした本です。

・初めて管理職になる人
・部内昇進する人
・昇進して異動する人
・昇進・昇格を伴わないが、管理職として異動する人
・経営者あるいは管理職として転職する人



昇進後の成否を分ける要因

・これまでの経験
・担当部門における改革の必要性の有無
・マネジメント・スタイル
・昇進者の欲求
・上司や部下との関係
・上司のマネジメント・スタイルとの違い


新米マネジャーが抱いている幻想と真実

        幻想             真実
基本特性  権威の絶大性       相互依存
権力     「職務分掌上の権威」   「職務分掌上の権威」 
        獲得             以外のすべて
望み     統率力           やる気を引き出す
管理方針  1対1の関係づくり     チーム全体の調和
主要課題  円滑な業務運営      業務改善につながる
                        改革の実行


組織変革の基本原則

①学習の準備を整える
②ストラテジック・インテント(戦略における究極目標)を定義する。
③最優先課題を特定する。
④新経営陣を組織する。
⑤早い段階で確実に成果を上げる。
⑥協力関係を築く。



転職してきた新任管理職の約四〇パーセントが頓挫してしまう。その4分の3が「文化的不適合」を理由にしている。

この業界では、転職組が多く、管理職をしている人のなかには、企業文化に頭を悩ましている方も多いのではないでしょうか。

管理職向けの研修やサポートをしっかりしている会社も少ないでしょうし、自助努力が必要ですね。

2011/06/24

社員心得帖

松下幸之助氏の「社員心得帖」を読みました。





新入社員、中堅社員、幹部社員向けの3部構成になっています。

昭和56年に書かれた本のようですが、そのころから新入社員が1、2カ月で辞めてしまうことに苦言呈しています。最近始まった事象かと思っていましたがそうではないんですね。


中堅社員のところで、いちばん気になったのは「自分を高める義務」です。週休2日になって、1日を教養、1日を休養にしているか、と言っています。(土曜日の午前中が仕事だったころは知りませんが)


かなり古さを感じさせますが、今でも十分通じる本です。

2011/06/23

学習する組織

ピーター・M・センゲの「学習する組織」を読みました。





組織学習のバイブルが遂に発売されました。待ち遠しくて待ち遠しくて、先行発売している書店に行って、買いました。翻訳者がツイッターでつぶやいていましたが、通常発売は今日からのようですね。

もちろん、とんでもない高い期待をしていましたが、その期待をはるかに上回る面白い本です。


この本の旧版が「最強組織の法則」です。





原著のタイトルは、「THE FIFTH DISCIPLINE」で、5番目のディシプリン、「システム思考」がメインテーマです。





「システム思考」以外の4つのディシプリンは、「自己マスタリー」、「メンタル・モデル」、「共有ビジョン」、「チーム学習」です。


最初にディシプリンの説明がありました。


システム思考は、パターン全体を明らかにして、それを効果的に変える方法を見つけるための概念的枠組みであり、過去50年間にわたって開発されてきた一連の知識とツールである。

自己マスタリーというディシプリンは、継続的の私たちの個人のビジョンを明確にし、それを深めることであり、エネルギーを集中させること、忍耐力を身につけること、そして現実を客観的に見ることである。

メンタル・モデルとは、私たちがどのように世界を理解し、どのように行動するかに影響を及ぼす、深く染み込んだ前提、一般概念であり、あるいは想像やイメージでもある。



システム思考の法則

①今日の問題は昨日の「問題解決」から生まれる
②強く押せば押すほど、システムが強く押し返してくる
③挙動は、悪くなる前によくなる
④安易な出口はたいてい元の場所への入り口に通ずる
⑤治療が病気よりも手に負えないこともある
⑥急がば回れ
⑦原因と結果は、時間的にも空間的にも近くにあるわけではない
⑧小さな変化が大きな結果を生み出す可能性がある-が、
 最もレバレッジの高いところは往々にして最もわかりにくい
⑨ケーキを持っていることもできるし、食べることもできる-が、
 今すぐではない
⑩一頭のゾウを半分に分けても、二頭の小さなゾウにはならない
⑪誰も悪くはない



最後には、システム原型、Uプロセスなどの付録も付いていて、読み応え抜群です。

2011/06/20

人が育つ会社をつくる

高橋俊介先生の「人が育つ会社をつくる -キャリア創造のマネジメント-」を読みました。





キャリアはあまり興味のある分野ではありませんが、この本の前半は、皮肉っぽいというか、警鐘を鳴らしているというか、とても面白いです。



中国の大学生の就職先として、日本企業はあまり人気がない。(中略)日本企業は人材育成に不熱心であると多くの中国の大学生が思っていることが、最大の原因だという。


部下に向かって「おまえら、もっと勉強しろ」と檄を飛ばしている部長や役員が、じつは会社のなかでいちばん勉強不足だったりする。


日本のホワイトカラーは、先進主要国のなかで飛びぬけて、自己啓発に時間とお金を投資しないとしばしは指摘される。(中略)やはりいちばん大きいのは、上下序列による指導スタイルが、自分で勉強する自己啓発となじみにくいからだろう。


中間管理職には「部下にコーチングしろ」といっておきながら、トップや役員が中間管理職におこなうマネジメントは、旧態依然とした管理的なスタイルのままというケース。


モトローラとルノーに直接出向いて、どのように人材育成に取り組んでいるかを調査してきた。その結果、両社とも、社長から新入社員まで含めた全社員の年間研修参加時間は、ほぼ四〇時間ということであった。日本ではまず考えられない時間の長さだが、欧米ではごく平均的な時間だという。


専門職以上に成長実感がが高いのが、意外にも営業職だ。しかしながら営業というと、いまだに昔ながらのイケイケどんどんのイメージが強く、つぶしがきかないと思われているのか、学生の就職希望職としての人気はもっとも低い。



間に、いくつかケースを紹介していて、最後にはまとめてくれています。


よいキャリアの条件

1.日々の仕事で動機を活用している
2.自分の仕事の意味づけ
3.中長期的成長実感
4.人生全体の充実とバランス



多様な成長に向けて組織がすべきこと

1.人材育成の仕組みの変革
2.組織編成、職務設計の変革
3.個人のキャリアコンピタンシ―の強化
4.健全なビジネスモデルと成果プレッシャー



健全なキャリア自律概念の四つの特徴

1.外的キャリア評価ではなく、内的キャリア評価を重視する
2.ジョブマッチングではなく、キャリアコンピタンシ―を重視する
3.キャリアは管理できない-日ごろから布石を打つ
4.常に最適な働き方を求めるのではなく、フェーズで考える

2011/06/19

強いチームをつくる技術

ベン・ファーマン、タパニ・アホラの「強いチームをつくる技術 -個と組織と再生する「リチーミング」の12のステップ-」を読みました。





リチーミングは、Reteamingです。チームを再構築する手法です。


その手法の12ステップとは、


 1.具体的な理想像を思い描く
 2.ゴールを決める
 3.サポーターを募る
 4.ゴールのメリットを探る
 5.すでにできていることを見つける
 6.今後の成長を思い浮かべる
 7.困難を認める
 8.自信の根拠を見つける
 9.誓いを立てる
10.記録をつける
11.失敗に備える
12.成功を祝い、周囲の協力を再確認する


です。

この手法の4つの特徴としてこのように書かれています。

1.多くの「希望」が見え、「楽観的な考え方」が身に付く
2.モチベーションを高める
3.参加者の想像力をかき立てる
4.参加者の人間関係が良くなる


この本は、リチーミングの進め方をコーチと参加者のトークを交えながら書かれています。なので、とても読みやすいです。

読んでいて感じたことが2つあります。

ひとつめは、この12ステップは精神科医と社会心理学者が考えただけあって、とてもよくできているなあ、これはうまくいきそうだなということです。

もうひとつは、コーチのスキルが高くないとこのプロセスはまわせないなあ、ということです。



これができたら、いいチームが再構築できそうです。

2011/06/17

こうすれば組織は変えられる!

ピーター・クライン、バーナード・サンダースの「こうすれば組織は変えられる -「学習する組織」をつくる10ステップ・トレーニング」を読みました。





10ステップとは、

 1.組織の「学習文化レベル」を評価する
 2.「ポジティブ思考」を奨励する
 3.「考えること」を認める職場づくり
 4.「リスクテイキング」を評価する
 5.互いの「資源」となる手助けをする
 6.「学習のパワー」を仕事に生かす
 7.「ビジョン」を描く
 8.「ビジョン」を生きたものにする
 9.「システム」をつなぐ
10.「ショー」を始めよう!

です。


「学習する組織」をつくるためには、「学習する個人」で集まった組織から始めないといけません。この本は、文化の変化を引き起こすメカニズムを提案しています。


学習を促進する一六の原理

 1.組織のすべての職階で一人ひとりが自己決定できるようになる
 2.失敗は学習し続けていくための足がかりであり、ビジネスの
   成長にとって欠かせないもの
 3.組織のシステムや構造をつくり直すことをいとわない
 4.学習は感情的なプロセスゆえに、学習者を応援するような企業
   文化が必要となる
 5.学習の結果だけでなく、学習のプロセスそのものを大切にする
 6.すべての学習者を適切に評価する
 7.知識とパワーを最大限にシェアする
 8.自分の学習を自分自身で組み立てることを奨励する
 9.自己評価のプロセスを教える
10.あらゆる場において人間の知性を完全に解放することを目標と
   する
11.学び方の違いを、学習を達成するための選択肢の一つとして
   認める
12.自分自身の学習および思考スタイルを確立し、他者とシェアする
   ことを奨励する
13.すべての従業員が専門を問わずさまざまな分野で知識を深める
   ことを奨励し、一生未知のまま終わってもよいものなどないという
   考え方を定着させる
14.実践を目的とする学習は、論理的で、道徳的で、楽しいもので
   なくてはならない
15.よいアイデアは意見交換やディスカッションを通して生まれる
16.すべてが再検討、再調査の対象となる



学習リーダーを選ぶ際に求める特性

 1.理系、文系全般にわたる広い教養
 2.さまざまな文化的背景への共感と配慮
 3.攻撃的な質問に冷静に答える能力
 4.リフレーミングの能力
 5.感情の高ぶりをなだめる能力
 6.教育・経済学の知識
 7.ビジネスの視点
 8.優れたマーケティング能力
 9.頭の回転のはやさ
10.批判を受け止める能力
11.矛盾を許容する能力
12.芸術的な素養
13.数量化への意識
14.コース内容を統合学習のプロセスに当てはめて考える技術
15.すべての人の理解力を信じる姿勢
16.子どものように考える能力
17.先を読む能力
18.ユーモアのセンス
19.普遍的なパターンやものごとの関係のついての理解
20.障害者への配慮
21.マイノリティーや特異な背景を持つ人々を含め、学習者一人
   ひとりが持つ価値を認め尊重する姿勢
22.間違いを認める能力
23.柔軟な姿勢
24.短絡的に結論を下さない姿勢
25.人の話を聞く意欲と能力
26.調査や研究の結果を応用できる能力
27.トレーニングの質を高める方法を積極的に研究する姿勢



かなり分厚い本で、学習する組織を作りたいとというか、競争に勝ち残りたいというか、代理店に選ばれる・喜ばれる会社になりたいというか、常に進化していくためには必要な考え方で、読みごたえバッチリです。


ピーター・センゲの「学習する組織」(第二版)が先行発売された日に違う「学習する組織」の本を紹介することになりましたね。