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2020/01/20

ひとりの妄想で未来は変わる

佐宗邦威氏の「ひとりの妄想で未来は変わる」を読みました。





佐宗氏の最新刊です。

「生産する組織」(縦割り・ピラミッド型の組織)から「創造する組織」(多様性のある・フラットな組織)に変わる36の智慧を書いています。


創造のエッセンス

人
 1.妄想を引き出し、熱を吹き込む
 2.ともに企む仲間をつくる
 3.辺境に眠る妄想を発掘する
 4.組織外の仲間から自信をもらう

場
 5.場と闇をつくり出す
 6.創発を生みやすい土づくり
 7.情熱の全体像を可視化する
 8.1.5歩先の旗を立てる

意志
 9.ムーンショット型ビジョンをつくる
10.過去-現在-未来をつないだ新たな文脈づくり
11.言葉と物語によって魂を入れた意志にする
12.会社のタイプに合わせて意志をブランドに

創造
13.独創を最大化する共創
14.多様性から未来を創発する共創ファシリテーション
15.生んで間引く創発型戦略
16.目的に合わせた創造の方法論の使い分け


革新のツボ

辺境でのアングラ活動
 1.空き時間を利用して外に出る
 2.勉強会や研修を仲間づくりの場にする

部門横断の公式活動化
 3.1.5歩先の戦略的テーマ設定
 4.ハブ人材の開拓
 5.マメな文脈共有と参加を促す仕組み
 6.役員レベルのスポンサー獲得
 7.人事などの間接部門と一緒に予算化

革新の運動体をつくる
 8.大義をストーリー化して発信
 9.小規模の実験による成功の可視化
10.外部メディアへの仕込み
11.経営企画と動き、戦略部門化を目指す
12.イノベーション感覚の高いトップを招聘
13.インベーション型KPIの設定

革新のスケールアウト
14.BigDateとThinkDateによる投資エビデンス
15.ビジネスモデル革新に注力する
16.10Xの戦略と改善の併用
17.可能性が見えた段階で集中投資
18.事業部、販社共同での価値探索
19.トップによる意義の啓発
20.ツールやノウハウの共有

 
大企業から老舗企業、非営利法人など、事例がものすごくたくさん紹介されていて、これだけ多くの企業が変革にチャレンジしているのかと衝撃を受けました。

また、これだけまとめられてることにも感動を覚えました。


この本も流行りそうです。

2020/01/17

中国企業は成長の壁を乗り越えられるか

今月号のハーバード・ビジネス・レビューの論文のタイトルのひとつです。





サブタイトルが「このままでは日本企業の轍を踏む」となっています。

その理由のひとつが生産人口です。生産人口のカーブがちょうど日本の20年遅れになっています。中国でも2050年には20%の生産人口が減るらしいです。

生産人口だけでは日本企業の轍を踏むなんて言えません。


そのあとに言っているのが、生産性の低さ、国の債務、リーダーシップの欠如です。

驚くほど日本に似ています。


リーダーシップの中で、1995年にフォーチュン・グローバル500にランクインしていた日本企業の売上の85%は国内と国内偏重ということと、外国人の取締役がほぼ0%ということを指摘しています。

それでは長続きしそうにないですね。


外国人の比率はいまでもそんなに上がっていないような気がします。多様性は全く感じられないですね。








2020/01/08

部下の強みを引き出す 経験学習リーダーシップ

松尾睦先生の「部下の強みを引き出す 経験学習リーダーシップ」を読みました。





年始1冊目は松尾先生の「経験学習」シリーズの最新版です。


「経験からの学習」





「「経験学習」入門」





「「経験学習」ケーススタディ」




上記の「「経験学習」入門」のなかで、以下のように言っています。


「適切な「思い」と「つながり」を大切にし、「挑戦し、振り返り、楽しみながら」仕事をするとき、経験から多くのことを学ぶことができる」


しかし、従来のマネジャーは以下のような指導が多いと思います(私の周りでも多いです)。

①弱みを克服させることに重点を置き
②問題や失敗のみを振り返らせ
③マネジャーが職場のすべてを仕切っている


育て上手のマネジャーは以下のアプローチをしています。

①強みを探り、成長ゴールで仕事を意味づけ
②失敗だけでなく成功も振り返らせることで、
 強みを引き出し
③中堅社員と連携しながら、思いを共有している


ここまではいろんな本で似たようなことが書いてあります。

が、この本のいいところは、「で、どうやるの?」ということころを細かく書いているところです。


読んでいるマネジャーがいないんじゃないかと思うところがとても残念です。

部下や後輩がいる人にはぜひ読んでほしい1冊です。


2020/01/06

2019年ベスト5

明けましておめでとうございます。

年始の一番最初の投稿は、毎年恒例、昨年読んだ本の中で2019年に発売された本ベスト5です。


第5位
「ザ・メンタルモデル」




第4位
「直感と論理をつなぐ思考法」




第3位
「偉大な組織の最小抵抗経路」




第2位
「FACTFULNESS」




第1位
「他者と働く」





マイナーな本、マイナーな出版社が過半数を占めました。
店頭ではあまり見かけないですが、ぜひ読んでみてください。



2019/12/25

デザイン思考が世界を変える[アップデート版]

ティム・ブラウンの「デザイン思考が世界を変える -イノベーションを導く新しい考え方-[アップデート版]」を読みました。





アップデート版とあるように10年前にオリジナル版が出ています。

10年前はそれほど「デザイン思考」は注目されていなかったと思いますが、今は「デザイン思考」という名前を頻繁に聞くようになっていると思います。

VUCAやダイバーシティなどの言葉が頻繁に使われるようになり、既存のフレームワークでは立ちいかなくなってきたということがあるのでしょう。



デザインプログラムの三要素

洞察・・・他者の生活から学び取る
観察・・・人々のしないことに目を向け、
    言わないことに耳を傾ける
共感・・・他人の身になる(または他人の担架に横たわる)



IDEOの仕事ぶりを読んでいても、徹底した洞察と観察が感じられます。


デザイン思考のフレームワークを組織に浸透させるところからスタートですね。



2019/12/17

最高の企業文化を育む「少数」の法則

ジョン・カッツェンバック、ジェームズ・トーマス、グレッチェン・アンダーソンの「最高の企業文化を育む「少数」の法則」を読みました。





文化に命を吹き込む3つの基本的カテゴリー

◆形質
 会社の「家族的類似性」を体現する一連の要素。社員が
 共有する仕事上の前提であり、サブカルチャーを凌ぎ、
 社員と仕事の感情的なつながりの核となっている

◆要となる行動
 一部の社員が日常的に行っている、周囲の人々に良い
 影響を与える少数の行動。それらが広く組織内に行き
 渡れば、会社の成功につながる。

◆真の非公式のリーダー
 優れた感情的直観力または社会的ネットワークを備え、
 際立った存在になっている少数の人々



上記が原書のタイトルになっている「クリティカル・フュー」です。

「フュー」(少数の要素)に絞っているのは、企業文化を抜本的改革は難しく、既存の文化の良いところを活かしつつ再構成するべきと言っています。


日本で、企業文化を重要視する企業が多い、経営課題として認識している企業が多いというデータが紹介されていますが、変革が進んでいる企業は少ないのではないでしょうか。

2019/12/15

売った後が肝心 顧客との絆をマネジメントする

今月号のハーバードビジネスの論文のタイトルのひとつです。





マーケティングの大家、セオドア・レビットの論文です。

生命保険は保険金のお支払があってはじめて完結するものなのに、契約をいただくことがすべてになっていることが多いと思います。

一部の保険会社、一部のセールスパーソンは違うと思いますが・・・

私も今までどうやって見込客を発見するかということを中心に考えていましたが、ご契約いただいたお客さまがコミットメントを深め、リレーションが強まることを中心に考えた方がいいと思うようになりました。

契約後のセールスパーソンとお客さまの心理が語られることが多いですが、改めて比較して書かれると反省することばかりです。


過去に読んだことある人も多いと思いますが、ぜひ読んでほしい論文です。



2019/12/02

アート思考

秋元雄史先生の「アート思考 -ビジネスと芸術で人々の幸福を高める方法-」を読みました。





アートをテーマにした本がたくさん出ているような気がします。

左脳ばかり使って、論理的に考えるだけでは、新しいことは生まれてこないので、クリエイティブで芸術的な思考でないと、VUCA、ダイバーシティの時代ではうまくいかないのでしょう。

著者によると、

「人間社会の課題が広く、深くなっていく時代において、ビジネスの課題の立て方(ビジネスモデル)も広く、深いものではなければ、息の長いビジネスとして存続できないのではないかと、私は考えるからです」


この本では、「問いを見つける」ことが大切と言っています。


「問いを見つける」ことが重要、「問いを見つける」ことができれば、答えを見つけることは簡単だなど、多くの先人たちも言っています。

そのためには、あなたの曇った目を取り除くことを最初にやれと言っています。

曇った目、メンタルも出に気づくということは最も難しいことだと思っているので、やれと言われても難しいことです。

曇った目をガラスの目に磨いたアーティストたちの作品を見ることで曇った目に気づくことが出来そうです。