ジェリー・Z・ミュラーの「測りすぎ ーなぜパフォーマンス評価は失敗するのか?ー」を読みました。
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ほんと測りすぎてません?私の周りでは漕手に比べ船頭の数がめちゃくちゃ多いので、余計に測りすぎの現象が顕著なのかもしれません。
「測れないものは、改善できない」という格言を何度も聞いたことがありますが、測定執着の前提になっているようです。
測定執着の要素は以下のようなものが挙げられています。
・個人的経験と才能に基づいておこなわれる判断を、
標準化されたデータ(測定基準)に基づく相対的
実績という数値指標に置き換えるのが可能であり、
望ましいという信念
・そのような測定基準を公開する(透明化する)
ことで、組織が実際にその目的を達成している
と保証できる(説明責任を果たしている)のだ
という信念
・それらの組織に属する人々への最善の動機
づけは、測定実績に報酬や懲罰を紐づけること
であり、報酬は金銭(能力給)または評判
(ランキング)であるという信念
すべてが測定できるわけではないのに、測定できるものだけを大切にして、測定できないもの、そくていしにくいものが軽んじられていると思います。
生命保険業界でいうと、「事務」です。
年々コストは下がっているのでしょうが、クオリティも下がっていると思います(悲)。
「情報の歪曲問題」でも指摘されています。
・一番簡単に測定できるものしか測定しない
・成果でなくインプットを測定する
・標準化によって情報の質を落とす
最後に測定のチェックリストが載っています。測りすぎを減らすのに使いたいと思います。
1.どういう種類の情報を測定しようと思っているのか?
2.情報はどのくらい有益なのか?
3.測定を増やすことはどれほど有益か?
4.標準化された測定に依存しないことで生じる
コストはどんなものか?実績についてほかの
情報源があるか?(顧客や患者、生徒の保護者
などの経験と判断に基づくもの)
5.測定はどのような目的のために使われるのか、
言い換えるなら、その情報は誰に公開されるのか?
6.測定実績を得る際にかかるコストは?
7.組織のトップがなぜ実績測定を求めているのか
きいてみる。
8.実績の測定方法は誰が、どのようにして開発
したのか?
9.もっともすぐれた測定でさえ、汚職や目標の
ずれを生む恐れがあることを覚えておく。
10.ときには、何が可能かの限界を認識することが、
叡智の始まりとなる場合もある。
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