ビジャイ・ゴビンダラジャン、クリス・トリンブルの「ストラテジック・イノベーション -戦略的イノベーターに捧げる10の提言-」を読みました。
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最近この著者の本が、立てつづけて翻訳されてますが、2011年のThinkers50でトップ3に選ばれているようです。
イノベーションの中の戦略的イノベーションについて書かれています。
イノベーションの4つの種類
□継続的プロセス改善
□プロセス革新
□製品やサービスのイノベーション
□戦略的イノベーション
戦略的イノベーションがうまくいかない3つの課題をあげています。
・忘却
・借用
・学習
忘却は、過去の成功体験を忘れないということを指摘します。
借用は、既存のビジネスから経営資源をうまく持ってこれていないということを指摘しています。
学習は、新しいことをやるので、決まった答えがないので、思考錯誤するということを指摘しています。
私の周りでは、石橋をたたいても渡らない(笑)ぐらい慎重(笑)なので、読んでいて共感する部分が多かったですし、難しさを痛感しました。
組織ののDNAの要素を、スタッフ、組織構造、システム、組織文化の4つのカテゴリーに分けて、考えています。
最後に10の提言を
1 すべての偉大なイノベーションの物語において、優れた
アイデアは序章にすぎない。
2 組織全体の記憶の源は根強い。
3 大企業の戦略的実験事業は、その資産と能力を活かす
ことで、ベンチャー企業に勝てる。
4 戦略的実験事業には、重要変動要因がある。
5 ニューコ(新規事業部)の組織は、人事、組織構造、
システム、組織文化などの点で、ゼロから新規につくり
あげなければならない。
6 緊張をとりなすのも、幹部の仕事である。
7 ニューコの経営計画立案は、独立して行なわなければ
ならない。
8 利害、影響力、社内政治、経営資源の取り合いや社内
競争は学習を妨げる。
9 ニューコの責任は数字必達ではなく、学習である。
10 企業は戦略的実験事業を通じて画期的な成長力を蓄える
ことができる。
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