塚越寛氏の「リストラなしの「年輪経営」」を読みました。
ご存知の方も多いと思いますが、あの伊那食品の社長の書いた本です。
ほんとうに日本型の経営スタイルの「いい会社」ですね。
社是が「いい会社をつくりましょう」、あるべき姿が、「社員を幸せにするような会社をつくり、それを通じて社会に貢献する」と書かれています。
どこの会社も、ミッションやビジョンはありますし、上記と似たようなものもたくさんあると思います。しかし、それを忠実に実践している企業はほとんどないのではないでしょうか。どうしても目先の利益が優先され、ミッションやビジョンが蔑にされる。これだけコミットできるっていうことがすごいですね。結果も48年間増収増益、とんでもない数字です。
本に書かれていることは、ごく当たり前のことばかりです。たとえば、「いい会社」をつくるための10箇条
一 常にいい製品をつくる。
二 売れるからといってつくり過ぎない、売り過ぎない。
三 できるだけ定価販売を心がけ、値引きをしない。
四 お客様の立場に立ったものづくりとサービスを心がける。
五 美しい工場・店舗・庭づくりをする。
六 上品なパッケージ、センスのいい広告を行う。
七 メセナ活動とボランティア等の社会貢献を行う。
八 仕入先を大切にする。
九 経営理念を全員が理解し、企業イメージを高める。
十 以上のことを確実に実行し、継続する。
お勧めです。
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