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2015/09/20

ポジティブ・リーダーシップ

マーガレット・グリーンバーグ、セニア・マイミンの「ポジティブ・リーダーシップ」を読みました。


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今年一番のヒットです。

薄い本なのですが、ものすごくまとまっていて、内容がめちゃくちゃ濃いです。


生産性低下の原因

・働きすぎ
・マルチタスク
・仕事の先延ばし

  ↓

・とにかく計画する
・自分をだまして行動を起こす
・目標を立てるだけでなく、習慣にする
・より少なく働いて、より大きな成果を出す


管理欲の強いリーダーのデメリット

・部下が率先して行動するのをやめ、言われたことしか
 しなくなる
・部下がリスクを負うのを恐れるようになる
・部下が次の指示が来るまで何もしなくなる


自律を重んじるリーダーのメリット

・部下が業務改善の方法を探る
・部下が計算されたリスクを負う用意がある
・部下が上司が不在の場合も仕事を前に進めることが
 できる


会議の問題

・会議が多すぎる
・会議が非生産的である
・関与の度合いが低い

  ↓

・会議の最初にやる気を起こさせる
・ピーク・エンド法則を実現する
・出席者全員に関与させる


先週、会議についてダイアログをしていたのですが、出席者全員を関与させる方法は参考になります。並行して、質問と主張の比率を1:1もチャレンジしてみます。



一部をピックアップしましたが、ピックアップしてないところも興味深いところが非常に多く、買いの1冊です。

特に、部下のいる人にはマストバイだと思います。

2015/09/19

楽しい修行

中野民夫先生の「楽しい修行 -より納得できる人生と社会のために-」を読みました。


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現在は大学教授であり、著名ファシリテーターの本です。


楽しい修行のまとめとして、2つの「基本」と8つの「道」で修業を10で表しています。


①自分の至福についていく(至福)
②今ここをマインドフルに(今ここ)

①身体と呼吸を調える(身心)
②食生活を正し農に触れる(食農)
③外と内の自然を体験する(自然)
④多様な人々と対話をする(対話)
⑤未知なる異世界を旅する(旅)
⑥目の前の仕事をやりきる(仕事)
⑦もっと気楽にアートする(アート)
⑧祈ることと感謝すること(祈り)


このように書くと、How-To本のようですが、著者の培ってきた歴史がにじみ出ている興味深い内容です。


小手先のテクニックだけのファシリテーターも多いですが、ファシリテーションだけでなく、仕事も含めて、在り方を問われているような気がしました。


2015/09/13

社員の成長につながる人事評価システムをつくる

今月号のハーバード・ビジネス・レビューの論文のタイトルの一つです。


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今月号は、「ブルーオーシャン戦略」の特集ですが、別の論文をピックアップしてみました(ひねくれてますねえ)。

ピックアップしたのは、マーカス・バッギンガムの論文です。

まず、高業績チームの特徴が書かれています。ギャラップの調査です。


「自分たちの長所を最も重視していること」

私の周りでは、全員に同じことをやらせようとします(残念)。


高業績チームと相関関係のある質問が3つあるとして、


「私の同僚たちは質の高い仕事をすると決意している」
「会社の使命は私のやる気を引き出す」
「私の長所を活かす機会が毎日ある」


もちろん、3つ目が一番効力があったということです。



外国の評価システムは、日本にはあまりなじまないなあといつも感じます。





2015/09/10

HARD THINGS

ベン・ホロウィッツの「HARD THINGS -答えがない難問と困難にきみはどう立ち向かうか-」を読みました。


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タイトル通り、厳しい状況の連続が書きつづられています。

1冊の内容じゃないですね。3冊分ぐらいの価値はありますね。

興味深い状況がてんこ盛りだったのですが、個人的に興味深いところをいくつかピックアップしてみました。



人を正しく解雇する方法

1 自分の頭をしっかりさせる
2 実行を先送りしない
3 レイオフの理由を自分の中で明確にしておく
4 管理職を訓練する
5 全社員に説明する
6 みんなの前にいる


社内政治を抑えるテクニック

1 正しい野心を持った人材を採用する
2 厳格なルールづくりをする
  □実績評価と給与査定
  □会社組織のデザインと責任分野
  □昇進


リーダーに従いたくなる要因

■ビジョンをいきいきと描写できる能力
■正しい野心
■ビジョンを現実化する能力


フィードバックのスタイル

■威厳を持て
■正しい動機からフィードバックを与えよ
■個人攻撃をするな
■部下を同僚の前で笑いものにしてはならない
■フィードバックはひとつ覚えの型ではいけない
■単刀直入であれ



お買い得の1冊です。

2015/09/03

赤を身につけるとなぜもてるのか?

タルマ・ローベル先生の「赤を身につけるとなぜもてるのか?」を読みました。


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恋愛本ではありません(笑)。

タイトルが残念。この頃このような本のタイトルが多いですね。ほんとうにこの本が必要な人が手に取れないタイトルです。


この本は、大好きな社会心理学の本です。

とてもたくさんの研究結果が載っています。章の最後に研究結果をまとめてくれていますので助かります。


使えそうなものをピックアップしますと、・・・


第1章 温度

研究1
◎コーヒーを持たせたあと、ある人物の(A)の評価を
 させると・・・
・ホットコーヒーを持った人:Aは温かい人だ
・アイスコーヒーを持った人:Aは冷たい人だ


第2章 手触り

研究1
◎スーパーで試食を勧める販売員が客の腕に軽く
 触れると・・・
→客が試食を受け取り、商品を購入する割合が
 上がった


第5章 赤 その2

研究4
◎女性に男性(A)の写真を見せると・・・
→背景が赤色の写真を見せられた人は、他の
 写真を見せられた人よりも、Aを魅力的で
セクシーだと判断した
→背景ではなく、シャツの色で実験してみても、
 赤には同様の効果があった
→女性は、赤いシャツを着た男性の


第9章 浄め

研究2
◎過去の非倫理的な行為をパソコンで入力させた
 あと、ボランティアを募ると・・・
・入力後、除菌シートで手を拭かなかった人:
 七四%が協力を申し出た
・入力後、除菌シートで拭いた人と手を拭いた人:
 四一%しか協力しようとしなかった



心理学者と一緒に、どういうことをすると成約率が上がるか実験したいですね。

2015/08/30

対話のレッスン

平田オリザ氏の「対話のレッスン」を読みました。


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著者有名な劇作家です。


著者の問題提起として、

・近代演劇は、「対話」の構造を要求する
・日本語には、「対話」の概念がない


近頃、対話やダイアログという言葉が非常によく使われるようになってきていますが、上記のようなことがあるからかもしれません。



「「対話」(Dialogue)とは、他人と交わす新たな情報交換や交流のことである。「会話」(Conversation)とは、すでに知り合った者同士の楽しいお喋りのことである」


「演劇においては、他者=観客に、物語の進行をスムーズに伝えるためには、観客に近い存在である外部の人間を登場させ、そこに「対話」を出現させなくてはならない」



「対話」についても興味深い内容が多かったのですが、一番の収穫は「コンテキスト」についてです。

「コンテキスト」については、ここでも何回も書いていますが、今まで読んだ本のなかで、「コンテキスト」についてここまで書かれたものはありませんでした。



予想外の収穫でした。

トークに磨きをかけたい人は是非チェックしてほしいです。

2015/08/29

問題解決フレームワーク大全

堀公俊氏の「問題解決フレームワーク大全」を読みました。


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著者の3冊目のドジョウ、フレームワーク本です。


ビジネス・フレームワーク

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アイデア発想フレームワーク

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この本は、37のフレームワークを7つのアプローチで書かれています。

ギャップ・アプローチ
問題を生む原因が分からないとき

創造的アプローチ
解決するアイデアが思いつかないとき

合理的決定アプローチ
最適な代替案を選択していないとき

ポジティブ・アプローチ
解決策があってもやる気にならないとき

対立解消アプローチ
ジレンマのせいで解決できないとき

認知転換アプローチ
問題の設定が適切でないとき

ホールシステム・アプローチ
解決策が合意できないとき



知っているもの、良く使っているものもありますが、知らないフレームワークが多かったです。

フレームワークを支社内で共有しておくと、話し合いがぶれず、早いのでお勧めです。
(事例4も支社で共有してほしいです(笑))


過去の本も会社に置いていますが、この本も会社備え付けになりそうです。

2015/08/27

GEの口ぐせ

安渕聖司氏の「世界の超一流企業であり続ける GEの口ぐせ」を読みました。


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ほんとすごい。

細かいところまで決まっていますね。

多様な人材が集まっている企業なので、あうんの呼吸とか、適当にやっといてみたいなのでは仕事が回らないからだろうと思いますが・・・


この本は、悪く言えば、GE用語集を新書にしたともいえます(笑)。

よくいうと、ここに書かれている用語、その内容をそのまま持ってきて、会社の共通言語、プラットフォームとして使えるお買い得本です。



リーンシックスシグマ
すべてのプロセス・業務を洗い出し「ムラ」と「無駄」を徹底的に減らす


昨日の「リーンスタートアップ」が何度も出てきており、シックスシグマにも「リーン」が最初についています。スピードを重要視していることが何度も書かれていました。



CAP
変革を起こし、それを浸透させるための取り組み


CAPとは、Change Acceleration Processの略で、変革推進プロセスのことです。
Q(プロジェクト自体の質)×A(現場の受け入れ姿勢)=E(効果)の式で表されるように、掛け算なので、プロジェクトの質と同じぐらい現場の受け入れ姿勢が重要ということであり、どの人をどんなふうに説得するかまで考えています。



CTQ
日常的に使われる共通の言語がある組織は強い


CTQとは、Critical to Qualityの略で、「お客様にとって決定的に重要なものは何か」ということです。これが共通言語になっているところはすごいですね。



アシミレーション
新しい上司にどうしてほしいか、上司抜きで話し合おう


新しい上司が来てから、3~6カ月後に、人事にファシリテーターを依頼して、知りたいこと、知っておいてほしいこと、変えてほしいことなどを挙げていくようです。確かに、飲みにケーションよりよっぽど効果がありそうです。



スキップレベル
上司の上司が、上司や会社への不満を、上司抜きで聞いてくれる


この仕組みでは、変な上司はすぐにいなくなってしまいそうですね。



超一流企業は、ほんと仕組みがすごいですね。